声の若返り術

声帯の運動

 

声を若々しく保つためには、声帯を積極的に動かすことが重要になってきます。つまり、声を出すということです。運動をしないでいると徐々に体の筋肉が衰えてくるように、日頃から声を出していないと声帯も衰えてくるのです。

 

かといって、ただ単におしゃべりをしていればいいというものではなく、声帯に余計な負担をかけないような正しい発声を行なうことが大事です。

 

一番やってはいけないことは、声帯に負担がかかる無呼吸発声です。これは息を止めている状態で話すということです。緊張しながら話をしている時などには、この無呼吸発声になっている場合があります。

 

例えば、仕事をしていれば上司や取引先との会話において、どうしても緊張を強いられるケースも出てくると思います。緊張するなといっても難しいかも知れませんが、なるべくリラックスして呼吸しながら会話をするように心掛けましょう。

 

また、声帯の運動として大事なこととして、声帯の動きを単調なものにしないことが挙げられます。

 

例えば、ごく限られた親しい間の人とばかり話をしていると、短い言葉でも話が通じるために言葉そのものも少なくなってきます。この場合、声帯は限られた言葉を発するための動きしかしないために運動不足になりやすくなります。

 

これを解決するには、いつもと違う人と色々な話しをして普段使わないような言葉を話すことです。そういった機会を積極的に作ることで、声帯の運動不足は解消されていきます。