声の若返り術

手術で声を高くする

 

現在では手術によって、低い声を高い声に変えることが出来るようになりました。この手術は「甲状軟骨形成術IV型」と呼ばれているもので、この手術を受けることで加齢によって声が低くなってしまった女性も、高く若々しい声を取り戻せることができるのです。

 

また、性同一性障害に悩んでいる男性が女性のような高い声に変えたい場合や、普通の声を持っている女性であっても、より高い声を希望している場合などでも最適です。

 

そもそも人の声の高さというものは、声帯の長さや厚さ、そして張力と関係しています。高い声を出す条件とは、声帯が短く、薄く、ピンと張っていることです。この手術では、これらの要因の内、張力を高めることによって声を高くするのです。

 

声帯を短くしたり薄くしたりすることも理論的には可能であり、そのような手術も主に海外で行われていますが、声帯に直接メスを入れたり触れたりするために、手術後に声が悪化したり、最悪の場合は声帯が瘢痕になり声がまったく出なくなったりする危険があります。

 

また全身麻酔で行われるため、実際に声を聞きながら調節することは不可能です。「甲状軟骨形成術IV型」は、局所麻酔で声を聞きながら声帯の緊張を調節し声を高くする手術ですので、実際に声を聞きながら自分の納得する高さを決めることができます。

 

また、声帯には一切触らないため、手術後に声が出なくなったり、悪化したりすることもなく、確実な効果が得られます。